JA共済連の現状2008デジタルブック
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健全性について225 共済引受リスクとは、経済情勢や共済事故の発生率などが、共済掛金率設定時の予測に反して変動することなどによって損失を被るリスクです。 JA共済連では、共済仕組み、共済引受、共済推進、共済契約準備金の積み立て、自己資本状況、出再保険状況など、さまざまな面からリスクを把握し、関連部門が連携して管理を行なう体制としています。 また、共済引受リスクの管理は資産運用リスクの管理と密接な関係があることをふまえ、責任準備金(負債)と責任準備金対応債券(資産)のデュレーションが一定の幅の中で一致しているかなど資産運用リスク管理部門と連携して管理を行なっています。 デュレーションとは、資産や負債をキャッシュフロー面で見た平均の回収(満期)期間(年)を示す指標です。 また、この指標は金利の変化に対する資産・負債の価格弾力性という金利感応度の意味合いもあわせ持っています。デュレーション 資産運用リスクとは、保有する運用資産の価値が変動することによって損失を被るリスクのことで、市場リスク・信用リスク・不動産運用リスクに分類されます。 JA共済連では、共済契約の万全な履行を確保するため、長期にわたる収益の安定化・向上をはかりつつ、過度なリスク負担の抑制に努めています。■ 市場リスク 市場リスクとは、金利・株価・為替などの市場価格の変動によって運用資産の価値が変動し、損失を被るリスクです。 市場リスク管理として、想定以上の損失の発生を未然に防止するため、評価損益の一元的な管理や限度枠の設定等を行なうとともに、市場VaRを用いて運用資産のリスク量を計測し、許容範囲内に収まるように適切な管理を行なっています。 また、過去の相場動向などにもとづき市場環境が大幅に悪化した場合を想定したストレス・テストを実施し、運用資産への影響について検証を行なうとともに、負債特性を考慮したリスク管理を行なっています。 市場VaRとは、保有する有価証券などのポートフォリオについて、市場環境の変動により、今後発生する可能性のある最大損失額を計測したものです。市場VaR(市場バリュー・アット・リスク)5つのリスクリスク分類経済情勢や共済事故の発生率などが、共済掛金率設定時の予測に反して変動することなどによって損失を被るリスク 保有する運用資産の価値が変動することによって損失を被るリスク(市場リスク・信用リスク・不動産運用リスクに分類されます。) 解約返れい金の一時的な増加や巨大災害での資金流出などにより必要な資金確保のために、通常よりも著しく低い価格での資産売却を余儀なくされることによって損失を被るリスク 内部管理体制の不備や、役職員が適正な事務を怠る、あるいは事故・不正などを起こすことによって損失を被るリスク コンピュータシステムのダウン、あるいは誤作動・システム不備、不正に使用されることなどによって損失を被るリスク共済引受リスク資産運用リスク流動性リスク事務リスクシステムリスクコンプライアンス・リスク管理の取り組み共済引受リスク管理資産運用リスク管理

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