主要共済の契約成績(速報値)
1.新契約高
(1) 建物更生共済 ~ 契約件数・保障共済金額ともに大幅に伸長 ~
建物更生共済の新契約高は、地震をはじめとした災害保障へのニーズの高まりにより、契約件数が94万9千件(前年比126.6%)、保障共済金額が15兆403億円(同135.9%)と大幅に伸長しました。
なお、契約者からの共済掛金受入額も、契約件数・保障共済金額の伸長により、前年度より254億円増加の2,434億円(同111.7%)となりました。
(2) 生命共済(注記) ~ 共済掛金受入額は前年度と同水準に、満期共済金額は増加 ~
生命共済の新契約高は、契約件数が202万7千件(前年比89.7%)、保障共済金額が10兆431億円(同86.7%)と減少したものの、満期共済金額については3兆3,585億円(同101.8%)に増加しました。
なお、契約者からの共済掛金受入額は、ほぼ前年度と同水準の2兆2,850億円(同98.9%)となりました。
(注記)「生命共済」には、終身共済、養老生命共済、こども共済、定期生命共済、医療共済、がん共済、引受緩和型定期医療共済を含みます。
(3) 年金共済 ~ 年・月払契約が引き続き伸長 ~
年金共済の新契約高は、件数が19万8千件(前年比100.9%)、年金年額が1,142億円(同98.4%)となりましたが、老後の生活資金準備等の需要により、年・月払契約が前年度に引き続き伸長しました。
(4) 自動車共済・自賠責共済 ~ 前年以上の実績を確保 ~
自動車共済および自賠責共済については、契約件数・共済掛金受入額ともに、前年以上の実績を確保しました。
2.保有契約高 ~ 契約件数・満期共済金額は増加 ~
長期共済(生命共済および建物更生共済合計)の保有契約高は、保障共済金額が7兆3,572億円減少したものの、契約件数・満期共済金額ともに増加しました。
(注記)1 「長期共済」は、生命共済(年金を含む)と建物更生共済を合計したものです。ただし、満期共済金額には、年金共済の年金年額を含んでいません。
なお、長期共済のうち医療系共済の保有契約高は、契約件数・入院共済金額ともに堅調に推移しました。
(注記)2 「医療系共済」は、医療共済とがん共済と定期医療共済を合計したものです。